参考書の紹介です。
「ガソリンエンジン」とやらを勉強しようと思って、書店で1時間ぐらいあれこれ立ち読みした結果、最初に選んだ本です。
編著者は全員日産自動車の研究所の人ということもあって、エンジン開発の実務に応用できるノウハウを中心に書かれています。まずガソリンエンジンの基礎を押さえようというのにお勧めの一冊です。
1番目の「新・自動車用ガソリンエンジン」はガソリンエンジン全般について書かれた本ですので、ROMチューンを手がけるに当って必要な電子制御ガソリン噴射に関する領域が些か手薄です。
こちらの本は空気量検出方式だとか、燃料の算出法や、各種補正など、ECUのお仕事に関する基本的なことが中心に書かれていて、ROMチューンをするのに必要な基本的なエンジン制御の原理が押さえられます。この本もお勧めです。
電子燃料噴射に関することが中心ですが、教科書的な一般理論ではなく、日産、トヨタ、いすゞ、三菱など実際の車のシステムの実例を挙げて解説しているところがユニーク。
それと、各種センサの原理・構造などの解説が割と詳しく書かれています。
ただ、こういう実例ネタの宿命でもありますが、全体に情報が古いです。
キャブの電子制御なんてのもあるし(笑)。
これは特に買うこともないでしょう。ボクはセンサの所が読みたくて買いました。
各種センサなどカーエレクトロニクス関連のデバイスについて、かなり詳しく難解に(笑)解説されています。
学術論文をがしがし書いていそうな日立製作所の研究者が執筆した本です。
参考文献の数も半端じゃなく、○○技報だとか、英語の研究論文だとかがたくさんリファレンスに羅列されていて、大学院の研究室にいた頃を思い出させます(笑)。
A/Fセンサのことも詳しく書いてあったので買いました。
著者はあのFreedomコンピュータの製作者 淺原宏氏。
電子制御ガソリン噴射の基礎と、コンピュータの製作まで紹介されています。
自分でECU作っちゃうあたり非常にユニーク、面白いです。
ただ基礎のセクションは要点を押さえてはありますが、ちゃんと理解しようとするなら全然ボリューム不足です。製作のセクションへのイントロダクションとして必要最低限のことを解説しているに過ぎませんから。ですから併せて上に挙げた「新電子制御ガソリン噴射」ぐらいは読みましょう。
エンジン制御から、トランスミッション、サスペンション、エアコン制御に、情報通信まで、カーエレクトロニクス全般を広く浅く解説しています。
あまり役に立ちませんでした。
自分でポート削ったりしようという人には非常に参考になるのではないかと思います。
ボクはそこまで自分でやるつもりはないのですが、読み物としてすごく面白い。
お勧めです。
NA8Cが出た時の追補版です。
非常に簡単ではありますが、BPのエンジン制御に関する解説があります。
各制御ゾーンの説明や、どんな補正を行っているのかとか、補正式 (但し一部誤りあり) や、B6からBPになって追加・変更された補正項などが分かります。NA8Cオーナーならば知っておいても損ではないと思います。
NA6CEには関係ありませんけど...
もし他に「これは良いよ」という参考書がありましたら是非お知らせください。
簡単なインプレもお忘れなく(笑)。
こちらのページに追加して行きたいと思います。