4連装ROMチェンジャー インストラクション マニュアル

1998.11.19

完成品写真
本体の蓋はマグネットで留っています。上に引っ張れば外れます。


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取り扱いマニュアル

インストール

ECU内部には常時BATT電圧が来ている部分が有ります。
「絶対変な所触ってショートさせない自信がある。」という人以外は、バッテリー端子を外すか、せめてECUのコネクタを外してから作業に取り掛かりましょう。 ま、いずれにせよ車体からECUを取り外して作業したほうが楽でしょう。

ECUのROMソケットにハーネスのDIPコネクタを、1番ピンの位置を間違えないように、取り付けて下さい。

[DIPコネクタ 1pin位置]
ハーネスから出ている圧着端子はアース端子です。 ECUの筐体の何処かのネジと共締めして下さい。
又、ECUの筐体はノーマルの状態と同様、ステーでボディに固定してください。 これにより、ECUの筐体とボディアースとの確実な導通が得られます。 この導通を確保しないと、高周波領域でECUとボディアース間に電位差が生じ、ノイズが増える事が予想されます。

[DIPソケットのピンを曲げない様に注意!]
この丸ピンDIPソケットの足を曲げないように注意。 一旦曲がると修正不可です。 脆いので、簡単に折れます。 曲げてしまったら、新しい丸ピンDIPソケットに交換して下さい。

取り付けたハーネスは何らかの方法で固定して、コネクタにストレスが掛からないようにして下さい。 また、ECUの蓋のエッジなどでハーネスが傷つかないように何らかのガードを施して下さい。

[コントローラーにハーネスを挿す] [コントローラーにハーネスを挿す]
コントローラーにハーネスを接続します。
コントローラーの向きは初期状態では横向きに設定してありますが、内部のLEDを90°回して縦向きに変更することもできます。

チェンジャー本体、及びコントローラーは、お好みの場所にご自身で工夫して取り付けて下さい。
本体はダッシュボード上など高温になる場所に設置することは避けて下さい。(そもそもハーネスが届かないと思いますが...)


搭載ROMに関する注意事項

中身の違うROMを搭載して使用する訳ですが、差異はマップやレブリミットなど データ領域に限定して ROMを作成して下さい。 プログラムコードに差異がある場合、切り換え動作は保証されません。

例えば、ECUのロット違いによってマップアドレスが異なっているROMをベースにしたROM同士の切り換えは出来ません。 マップアドレスが同一でも、他のコード部分に差異がある場合も切り換え動作が出来ない可能性が有ります。
同一ベースからマップを編集したROMを使う場合はまず心配ありません。

また、例えば常時チェックサムを調べているようなプログラムの場合には、走行時の切り換えが出来ない場合もあり得ます。


動作確認

インストールが完了したら、ちゃんと動くテスト用のROMを4個用意してください。 取り敢えず4個ともノーマル等の同一ROMでも構いません。

マイナスドライバーでZIFソケットのカムを回してロックを開放させ、ZIFソケットにROMを差します。向きを間違えないように。

[ROMの順番と向き]
ROMの順番はハーネスを向こう側にして、左から1,2,3,4の順です。 1pinの位置は左上になります。

[マイナスドライバーでロック]
再びマイナスドライバーでZIFソケットのカムを回してロックします。 レバー式のZIFソケットと違いロック/アンロックが判りにくいので、ROMを1つ1つ引っ張ってみてきちんとロックされているかどうか確認する習慣を付けると宜しいかと思います。

ROMを搭載したら、エンジンを始動させます。ROMセレクタSWの位置は何処でも構いません。

始動しなかったら

クランキングしても始動しなかったら決して粘らずに、 直ちにイグニッションをOFF にして下さい。 配線の間違いやショートが原因で始動しないのならば、何処かの回路に異常な電圧が掛かっている訳で、最悪壊れます。

ROMチェンジャーのハーネスをECUから外し、ちゃんと動くROMをECUに直に取り付けてみて、それで始動するか試して下さい。
これで始動した場合、ROMチェンジャー側に問題があるということになります。
ハーネスのDIPコネクタ、ROMの向きが間違っていないか、ハーネスはきちんと差さっているかどうかを調べて下さい。
目視の確認でも異常が見つけられなかったら、あまり頑張らずにさっさとメールで問い合わせて下さい。

始動したら

始動したら、エンジンが正常に回っているか確認して下さい。
もしバックアップモードのようならば、ROMやDIPコネクタの向きの間違いやロックし忘れ、ハーネスがきちんと差さっていない可能性があります。

コントローラーのセレクタSWを切り換えて、LEDの表示もそれに合わせて「1」「2」「3」「4」と切り替わるのを確認して下さい。LEDが点灯しない、或いは、点灯するが数字が変わらない場合は、コントローラーのハーネスがきちんと差さっているかどうか調べて下さい。原因が判らなかったらさっさとメールで問い合わせて下さい。
因みにコントローラーのハーネスが外された状態では、強制的にNo.1のROMに切り替わります。

セレクタSWをいろいろ切り換えて、それぞれのポジションでエンジンが正常に回ることを確認して下さい。
異常が無ければ、動作確認は終了です。


コントローラー向きの変更手順

[初期状態:横向き]
初期状態はこのように横向き設定です。

[キャップボルトを外す] [基板を外す]
まず、前面のキャップボルト4本を外します。 すると、基板が外れます。

[マイナスドライバーでLEDを外す] [LEDが外れた]
マイナスドライバー等を使ってLEDを外します。 指でつまんで引っ張ったりすると勢い余ってピンを折り曲げたりしますので注意。

[LEDを再度取付ける]
90°向きを回転させてLEDを取付けます。 基板にシルクでLEDの絵が印刷してありますので、小数点の位置を参照して向きを間違えないように。

[基板を取付ける]
基板をケースに収めて、キャップボルトで固定します。 赤・スモークのフィルターがケースに仮留めしてありますが、外れてしまった場合はスモークを前側に巧いこと共締めしてください。(結構むずかしい)

次に、ツマミの向きを変えます。
# 知る人ぞ知るライテルのツマミなのだ (^^;)。
[ブレードを差し込んでコジる] [キャップが外れた]
ツマミはキャップを外した中に固定ネジがあります。 カッターブレード等の薄いモノを隙間に差し込んでコジればキャップは外れます。

[固定ネジを回す]
中の固定ネジを緩めて、ツマミの位置を調節します。 丁度良い位置に調節できたらネジを締めつけて固定します。 完全には緩めないで、端のポジションまで回しきってさらに回そうとしたとき滑る程度にしておくのがコツです。
また、ネジを回す際には、コントローラーケース本体ではなく、必ずツマミのボディの方をホールドするようにしてください。 ケースにストレスが掛りますし、だいたいツマミ自体が一緒に回ってしまって上手く行きません。

[完了]
キャップを元どおりはめて出来上がりです。


使用上の注意事項

必ず4つのソケット全てにちゃんと動作するROMを搭載して下さい。
空のソケットがあると、誤ってそのソケットに切り換えた時におかしな事になります。 NA6CE、NA8Cの場合は、マイコンを無視してエンジンを回すバックアップモードに切り替わると思います。

ROMの交換はイグニッションOFFの状態で行ってください。
例え選択されていないROMだとしても、ECUの動作中に脱着をすると誤動作します。

ROMを交換したら、走行する前に停車した状態で切り替え動作チェックを必ず行うようにして下さい。 ZIFソケットのロック確認も忘れずに。

ZIFソケットのコンタクト開閉寿命はメーカースペック最大100回となっています。 ROM交換の頻度に応じて、いつかはZIFソケット自体も交換が必要です。

シールドフラットハーネスの採用で対策してはありますが、それでもかなりノイズを出します。 ラジオが受信しにくくなります。

ROMをECUの外に引っ張り出すというのは、当然ECUの動作保証の範囲外になります。 今の所、このROMチェンジャーによって不具合が発生した例は未だありませんが、ノイズの面でも弱くなっている事は間違い無いことで、ノーマルの状態に比べて、何かしらのトラブルの発生する可能性が若干増えているものと思っていてください。
くれぐれも事故など起こすことの無いように、十分安全に配慮してセッティングに励んで下さい。


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