ラジオデパートの1Fにて¥600で売っていたコンパクトなACアダプタ。サイクェストのEZドライブとかなんとかいう機器用だと書いてあります。家で使っているZIPドライブに付属してきたACアダプタと良く似ております。また、実物は見た事ありませんが、他にモバイルギアのアダプタも同じタイプらしいです。あちこちでOEMしているのでしょう。これを改造してPowerShot350とモバイルギアに使おうと思います。
さて、こいつをデジカメやモバイルギアに使うためには、(1)コネクタと(2)出力電圧を変えなければいけません。コネクタはサイズの合ったEIAJ極性統一プラグを半田付けすればOKですが、電圧の方は中の回路をいじります。因みにこのアダプタの出力電圧はDC5Vでして、一方PowerShot350はDC6V、モバイルギアはDC3Vです。PowerShotの方はDC5Vのままでも動きそうな気もしますが、改造しちゃいます。
ケースを開けたところ。
この大きさですから当然スイッチングレギュレーターですが、どんな回路なのかは不明です。とにかく、実装されている部品とパターンから回路図を探ってみましょう。
ごく普通の抵抗、コンデンサ、ダイオードなどが見えますが、6ピンのトランスらしきモノ(黄色)の配線が皆目見当が付きません。他にはパワートランジスタのようなモノがありますが、シルクではICのリファレンスが振ってあります。他にスイッチング制御らしきICは見当たらないので、このTOP101というICがキーデバイスだろうと見当を付け、資料を探すことにしました。程なく、そのICメーカーのサイトからデータシートを発見してダウンロードできました。以前だったら図書館にでも行ってデータブックを探すしかなく、それもマイナーなメーカーだったりするとお手上げだったのですが、便利になったものです。ありがたやありがたや。
普通データシートには推奨回路図が載っています。こういう簡単な製品ですから、データシートの回路図ほとんどそのまま使っているに違いありません。実装されている部品の種類から「多分これ」という回路図が見つかりました。この回路図と実際の基板をにらめっこすると、若干の追加部品はありますがほとんど同じでした(^^)。ここまでくればもう出来たも同然です。出力電圧を決定する部品は赤で記した抵抗3点になります。
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出力電圧 = [{(R204 + R205) / R206} + 1] × 2.5 [V]
になります。出力電圧を6Vにするには R205を400Ωにすれば良いのですが、400Ωという抵抗値は無いので、いちばん近い390Ωにします。定数を変えて電圧を実測したところ、5.92Vでした。あとはコネクタを付け替えて完了です。
やり方さえわかってしまえば、5分もあれば出来ます。